日がな一日を「かくれんぼ」や「毬つき」などで子供達と遊ぶ良寛。一方、宗門の戒めに背き、酒をのみ煙草も吸い、僧侶でありながら経を読まず、説教もしなかった良寛。印可の偈(免許状)を受けながら、生涯、一寺の住職にもならなかった良寛。
良寛さんは財産、名誉、権力など人間を惑わす全ての想念を取り払い、自然を愛し、草庵独居、乞食行脚の修行を厳しく実践しました。
生活は貧しくとも、常に慈愛と寛容の精神を堅持していましたので、大人も
子供も、農民も庄屋衆も良寛さんに対しては、疑念を持たず全幅の信頼を寄せ、安心して接していました

良寛さんは自分を全く語らず、説教もせず
内に秘めた心をたくさんの詩歌や書簡に残しています。しかも残された詩歌や遺墨は、今も文学的に世界中から高く評価されています。
殺伐とした現代は、科学の進展、物質的な豊かさだけが進む一方、精神面での進歩が忘れ去られているようです。幕末に生き、権力に近寄らず、限りなく相手の立場を大事にして生きた良寛さんの心が、21世紀の今も求められているのではないでしょうか。そんな良寛さんの心を、残された詩歌からあなたも学んでみませんか。
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